Brand Story
JoJoジョジョ

イタリア ヴェネツィア在住のデザイナー 松居由里子さんによる、アクセサリーブランドです。

JoJoのアクセサリーは、松居さんのデザイン、ヴェネツィアの熟練職人のマダムたちに
よって制作されています。すべてハンドメイドのため、同じデザインのものでもそれぞれに
異なる表情を持ち、どれも「一点もの」とも呼び得る、特別さを持つアクセサリーです。

もうひとつ特別なのは、主な素材として使用されているガラスビーズ。
古くからヴェネツィアでつくられていた「コンテリア(コンテリエ/Conterie)」
と呼ばれる1mmにも満たない小さいガラスビーズを使っています。
一般的に流通しているビーズとは異なり、希少で高価なコンテリア。
ひと粒ひと粒つむいでうみ出される特別な美しさに深く魅了され、
松居さんはこの素材を使って作品をつくることにこだわっています。

デザイナーご自身のアイデンティティである、日本人としての細やかな心、繊細さ。
ヴェネツィアに何世紀にも渡り、受け継がれる伝統工芸。
JoJoならではの表現方法で、現代の女性たちの日々の生活に彩りを加え、
身につけた時に気持ちが高揚するような「アクセサリー」にして、
この2つの要素をどうお届けできるかをブランドとして大切にしています。

デザイナーの松居さんは、英国留学を経て、ミラノでファッションデザイン、
小物デザインを学んだのちにヴェネツィアに移り、ムラーノ島の工房のマエストロに
弟子入りをして、3年間ガラス制作を学びました。

その後、イタリア人のご主人とのご結婚、ご出産を機に、ガラスを使ったアクセサリーを
つくりはじめ、それが JoJo というブランドが生まれるきっかけとなりました。

「JoJo」というブランド名は、松居さんの息子さん Joelくんの小さいころからの愛称。
ゆっくり時間をかけてたいせつに丁寧につくり上げられた、小さくて愛おしいもの、
と考えた時に、息子さんの愛称が頭に浮かび、ブランド名にされたそうです。

最後に、デザイナー 松居由里子さんの言葉をご紹介します。

『ヴェネツィアという街は世界でたったひとつと言われる運河の都です。
車がない社会でしかあり得ない、ゆったりとした時間の流れがそこにはあります。
それは何世紀前と少しも変わらずに存在し続けています。
そんな街での生活は人の営みが徒歩での尺度ですから、
日々、顔を合わせるご近所の方たちとご挨拶をしたり、ちょっとした世間話しをしたり、
人と人との距離感は心温まる、ほど良いものです。
そんな毎日の生活のなかで見るもの、感じることが、創作の大切なインスピレーションに
なっていることは間違いありません。

身につける方への想いとしては、まず目で見て楽しんでいただき、そして、
つけてみて気持ちが高揚するような特別なアイテムを作りたいと心がけています。
見た目のボリュームより、実際につけてみてとても軽いことに驚かれることが多いのですが、
それもとても大切な要素だと思っています。
つけていて首や肩が痛くなりそうなアクセサリーは、いくらデザインが素敵でも
やはり手を伸ばしにくいものになってしまいがちです。また、見た目の繊細さ以上に、
実はしっかりと作られています。

長い年月の間にたくさん身につけて楽しんでいただき、経年のうちに破損してしまった場合、
修理をお受けすることも大切なことだと思っています。
せっかくお気に召していただけたのですから、なるべく長い間楽しんでいただきたいと思い、
できうる限りで対応させていただいています。

いつもお客さまの笑顔を思い出して
感謝の気持ちを忘れずにこれまで通りに制作に励んでゆきたいです。

少し余談になりますが私の夢を。。。
大切な友人がグライダーのパイロットで
自然の作り出すエネルギー、気流に乗りながらエンジンなしで飛行するという。
この夏に複座のグライダー飛行に連れて行ってくれるとのこと、
風の音だけを聴きながらの空中飛行、長年の夢が叶うと心待ちにしているのです。
たぶんこの経験でこれまでの人生観が変わると信じています。』

デザイナーの松居由里子さんにお会いしてお話しをお聞きした際、
その静かで美しい言葉づかい、しぐさなど、たたずまいにもすっかり魅了されました。
美しく愛おしいアクセサリーたちには、生きかたそのものが表現されているように
感じます。

ヴェネツィアという独特の時間の流れを持つ街でうまれるデザイン、
100年以上の長い時を経て手元に集まった、ヴィンテージの極小のガラスビーズ、
熟練の職人マダムによる丁寧な手仕事。
特別なひとつを長く慈しんでいただけるアクセサリーを創るブランドです。

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