Brand Story
hikaru noguchiヒカルノグチ

英国をベースとした、テキスタイルデザイナー野口光さんによるブランド。
英国でニットのコレクションを立ち上げ、20 年を迎えます。

英国や北欧の伝統ニット模様や技術を基調に、最新式コンピューター編み機の技術を駆使した編地、
吟味された素材で作り上げたニット、ウールのコレクションを毎年発表しています。
長年の愛好家やコレクターも多く、特にファッションバイヤー、スタイリスト、エディターといった
プロたちに支持され、英国、アメリカ、日本をはじめとする世界各地の高級百貨店、セレクトショップ
で販売されています。

hikaru noguchi オリジナルデザインの模様、編地のテキスタイルは、
独特な色の組み合わせ、英国や北欧の伝統的な柄のアレンジが特徴です。
ウィットと遊び心にあふれ、どこか懐かしさと温かみがあるため、
老若男女、長く愛せる一点として人気があります。

野口光さんが hikaru noguchi を立ち上げてからの20年間に、
英国の繊維産業の生産背景も大きく変化しました。
しかし、巨大工場にあるような流れ作業のコマのひとつではなく、
今も hikaru noguchi の商品は、ウェールズやスコットランド、ミッドランドにある
「昔から変わらない」小さくとも堅実に商品を作り上げる町工場で、
一つひとつの専門作業に責任と誇りを持つ工員たちにより生産されています。

休み時間にビスケットをほおばりながらお茶を楽しみ、何気ない会話を楽しんでいる、
そんな気持ちのゆとりのある工場。そのような環境で生み出された hikaru noguchi の商品は
「顔つきが穏やか」と称されます。
そのような工場と長年商品開発を続ける信頼関係こそがよい商品つくりにつながると信じる
デザイナー野口光さんのニット小物。身につけるだけでからだも心も温まります。

野口光さんは、東京生まれの東京育ち。
武蔵野美術大学、視覚伝達デザイン科卒業後、北ロンドンにあるミドルセクス大学の
テキスタイル科に留学しました。

ミドルセクス大学の卒業制作で作った、一連のフェルト化させた編み地を張ったアームチェア、
スツールやクッションが、インテリア紙の"ワールド・オブ・インテリア"のベストワークに選ばれ、
また、英国を代表する家具デザイナーのトム・ディクソン氏と共作するなど、
ニット地のインテリア小物ブームのさきがけとなりました。
その頃に開発した、フェルト化させた編み地のニットマフラーは、
今でも時折コレクションに登場するほどの定番のベストセラー商品へと育っています。

その後、1995 年に英国工芸協会(CRAFT COUNCIL)の新人デザイナーをサポートする
事業設立助成金受賞者に選ばれ、また、登竜門であるチェルシー・クラフト・フェア にも出展するようになり、
めきめきとテキスタイルデザイナーとして頭角をあらわします。

そして、バーニーズ・ニューヨークや、TAKASHIMAYA NEW YORK などに、
オリジナルのニット地を中心とした、インテリア、ファッション小物を制作、卸しをスタート。
1998 年よりロンドンファッションウィーク、2002 年よりパリコレクションにも参加し、
以来ニューヨーク、東京、ロンドンを中心に、世界 10 ヶ国、約 150 店で hikaru noguchi の商品が
扱われています。

近年は、hikaru noguchi の商品はもとより、
着なじんだ衣類をもっと長く愛用してもらいたいという願いから、
英国で親しまれているダーニング技術をワークショップや手芸誌等で指導、発信しています。

http://hikarunoguchi.com/

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