Brand Story
Emma Bridgewaterエマ ブリッジウォーター

1985年創業の英国の陶磁器ブランドです。 日本では大手の雑貨店などで一時お取り扱いがあり、
「スポンジウェア」と呼ばれる手法による、
カラフル色づかいと楽しいパターンに多くのファンがいます。

エマ ブリッジウォーターの創業には、
エマ自身の考える理想の陶磁器をみつけられなかった経験が背景にあります。
母親へのバースデープレゼントとしてカップ&ソーサーを探すものの
思うようなものをみつけられず、「ピンときた」エマは、
自身の考える「美しくて実用的な」陶磁器をつくる会社を立ち上げました。

毎日の生活を少しでもよりよく快適にするもの。
美しく、かつ使いやすくて、使う楽しみのあるもの。
創業以来変わらない、陶磁器へのエマの思いです。

エマ ブリッジウォーターのファクトリーは、
英国の陶磁器発祥地と知られ、「The Potteries(陶器の町)」という愛称で
親しまれるストーク=オン=トレントにあります。
ストーク=オン=トレントの数ある陶磁器会社の中で
最大の規模を誇るブランドの一つとなった今でも、
焼成から色づけまでの生産の全工程をストーク=オン=トレントのファクトリーで行い、
ほとんどの工程をハンドメイド、色付けも一つひとつハンドペインティングして、
つくっています。色付けを担当した人はその商品に必ずサインを残します。

創業当時から今まで、エマと夫のマシュー ライスによるファミリー経営の会社の
スタイルも変わっていません。
自分たちが自宅で本当に使いたいもの、よいと思うものをエマとマシューの
2人がデザインしています。
デザインのアイデアは、エマとマシューと彼らの4人の子供たちの日々の生活から
生まれます。たとえば、「マーマレードパターン」と呼ばれるものは、
毎年2月にホームメードのマーマレードを作り、カップボードにストックする
家族の毎年の楽しみをヒントに企画されました。

エマ ブリッジウォーターの最大の特徴は、「スポンジウェア」という技法です。
エマがデザインしたパターンを手仕事でカットしてスポンジ製スタンプ型をつくり、
そのスポンジにインクをつけて、素焼きした陶器にポンポンと手仕事で色付けします。
熟練した職人たちが手押しするスタンプにより生まれた製品には、
全く同じ柄のものはひとつとしてありません。
色の濃淡も出ますが、それもハンドメイドの魅力です。

19世紀より始まったこの技法により丁寧に色付けされた陶器はとても美しく、
キャサリン妃が自ら工房を訪問されるほどのお気に入りであることも知られています。
ロンドンの有名百貨店でも、大きくスペースをとって販売されている人気ブランドです。

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